こんにちは。ドラゴンの母、デナーリス・ターガリエンです。
突然ですが、お弁当とかお惣菜に付いてる醤油とかタレのちっちゃなパック、最近は片側に無数の切り目が入っていて、「こちら側のどこからでも切れます」って書いてあるのをよく目にしますよね。そこに必ず、丸い顔で、口がパカッと空いたキャラクターの絵が描いてあるの、気づいておられたでしょうか。何となく憎めないあのキャラクター。ワタクシはアイツを独自に「パックン」と名付けております。
もう、これ以上ないというくらいピッタリでナイスなネーミングだと思っているので(正式な名前あるのかな?)、是非とも人様にも分かってもらいたいという一心で、折にふれて普及啓発活動をしているのですが、なかなか共感を得られないのですな。「分かってもらえない」というよりも、どうやらそれ以前の問題で……「興味を持ってもらえない」ようなのであります!!
先日も友人と、お惣菜についていたレモン汁のパックを開けようとしていたところ、そのパックが例の仕様だったので、「私、コイツのこと『パックン』て呼んでるんだぁ♪」と話したところ、「あー、そうなんだ」と普通にスルーされました。
WH~~~Y なぜに!!!!!!
歴史的な発見とか発明をした過去の偉人たちも、きっとこのような逆境をはねのけて偉業を成し遂げたのでありましょう。ワタクシももっと普及啓発活動を頑張らなければと、しみじみ感じている今日この頃であります(その前に本業をもっと頑張れ!!)。
さて、こちらも本業とはちょっと違うのですが、最近講師の仕事を立て続けにやっております。この1ヶ月間で、講師のお仕事が4本あるよ(・∀・)週1ペースかよ!そのうち1本、専門学校でやる講義は、当日台風が直撃したために日程変更になってしまったのですが。もちろん、これは別にワタクシがすごいからという訳でも何でもなく、単に(業界の中では)若手の税理士に主にこういうお仕事が回ってくるというだけなのであります。
講師をされたことのある人は分かってくれると思うのですが、講師ってさ……喋ってる時間はせいぜい1~2時間でも、その準備にたくさんの時間がかかるんですな。
先週の月曜は、新潟大学の経済学部で「経済学特殊講義」というのをやってきました。税理士が毎回交代で、起業から雇用、決算・税務申告、事業承継まで、色々なテーマに沿って実務の話をするシリーズです(おぉ、なんかこう書くとかっちょええな!!)。
不肖ワタクシも毎年その中の1個のテーマを担当してるのですが、今回講義後に先生が送ってくださった学生さんのアンケートの中に、
「ニオムラさんのホームページを見たことがあって……(以下感想)」
というのを見つけて震えました。
ヒィィィ~~!!学生さんが見てたみたいだぞ!もっと学業のためになることを書かねば……ほんと、「パックン」のこととか書いてる場合じゃないぞって話でありますな。
また木曜は木曜で、税理士会の支部研修で、「認定経営革新等支援機関の登録・更新手続きについて」というのの講師をやってきました。
当日会場に着き、ソッコーで涙目に!広いホテルの会場、そのステージ横には、講師をやるえらい人達の肩書とか名前が入ったでっかい垂れ幕がかかっている。その横に、ワタクシの名前が入った垂れ幕が……ヒィィィ~~!!やめてくれ~~!!!ワタクシなんて、税法とかと全く関係ない、単なる手続きの話を30分くらいするだけなのに……しかも、研修運営チームの中で、一番最近その認定手続きをやったばかりなのがワタクシだからというだけの理由で、えらい人から言われて喋るだけなのに……
単なる手続きの話とは言え、やっぱり同業者(しかも大部分が先輩)に対して喋るのは、普段みたいに学生さんとか一般の方向けに喋るのとは別の緊張感がありますな。
間違ったことをお伝えしてはいけない!と、手続きを所管する「関東経済産業局」に、何度も泣きながら問い合わせの電話をかけるワタクシ。最後のほうは、名前を覚えられていたことは間違いない……(またこやつか)と思われていたことでしょう。でも毎回やさしく教えてくれたよ!おかげさまで、現時点で「認定経営革新等支援機関」の手続きに関してだけは、新潟支部で一番詳しいのはきっとこのワタクシでありましょう。
ちなみに、「認定経営革新等支援機関」とは何なのか?
これは、一言でいうと、中小企業の経営支援をする機関です。税務とか財務、金融などの専門知識を持っていて、ある程度経験年数を持っている人とか機関(例えば税理士や公認会計士、弁護士とか、銀行さんなど)を、国が「認定経営革新等支援機関(通称、認定支援機関)」として認定します。この「認定支援機関」の支援を受けて、中小企業も積極的に事業計画を作ったり経営革新をやっていきましょうということなのです。
ご存知の方も多い、いわゆる「ものづくり補助金」の申請のほか、
新しい設備を入れて生産性を上げる「先端設備等導入計画」(計画が認定されれば固定資産税が3年間軽減に!)、
まだ経営が行き詰まるところまでは行っていないが、ちょっとこの辺でしっかり腰を据えて将来の経営計画を立てて、経営を見直してみましょうという「早期経営改善計画」(計画策定費用をある程度まで国が補助!)、
経営者の高齢化が進む中小企業が、次世代へスムーズに経営をバトンタッチしていくため大きく改正された「特例事業承継税制」、その鍵となる「特例承継計画」(計画に従って株をバトンタッチしていけば、相続税や贈与税の猶予や免除が受けられる!)、、、
などなど、認定支援機関の関与を条件とする施策が幾つもあるのですな。
ワタクシもこの6月に認定をとったので、一応認定支援機関であります。キリッ!
やっぱりある程度の規模の会社でないと、事業計画(予算)作ってないところも多いのが現状だと思います。事業計画立てて認定とることで受けられるメリット(固定資産税が軽減になったり、計画策定費用の補助を受けたり)ももちろんありますが、入り口がその「何らかのメリットを受けたい」ということであっても、それをきっかけに事業計画を立てることってやっぱりすごく大事なことだと思うのですな。それによって、また色々なものが見えてくる。件の税理士会の研修で講師をされた先生も言っておられたよ!
「一緒に未来を考えましょう」というのが一応ニオムラ事務所のキャッチコピーであります。我がホームページのトップページにもでーん!と出てますが、これはホームページのために急ごしらえで作ったキャッチコピーではなく、昔から何となく、自分のキャッチコピーを作るのであればこれにしたいなと考えていた言葉なのであります。
ちなみに、キャッチコピーと一緒に「strategy for the future」ってかっこいい英語も入ってますが、これはホームページを作ってくれた業者さんが、独自に入れてくれた言葉です。
「すとらてじーって何すか(・∀・)」と訊いたところ、「『戦略』とかそういう意味みたいですよ」と言われたので、「おぉ……じゃ、それで!」という非常に簡単なやりとりの結果、トップページに入ることに!(オイ、そんなんで良いんか!!)
税理士の本来業務はもちろん税務申告です。でも、特にこれからの時代、過去の数字だけじゃなくて未来の数字を見ていかなければいけない。むしろ大事なのは未来の数字である!とワタクシは常々思っています。一緒に未来を考えていける税理士に、ワタクシはなりたい。
そのために、具体的に何をするかというと、ワタクシの場合は独立するにあたり、基幹システムとして「TKC」のシステムを選びました。会計に携わる人なら一度は名前は聞いたことがある、すごく有名な会社ですね。
独立前の勤務先でもTKCのシステムを使っていて慣れているということもありましたが、TKCには最新の業績と連動させて事業計画とかを作れちゃう「継続MAS」というシステムがありまして、これを使いたかったから基幹システムとして引き続きTKCを選んだといっても過言ではないです。この「継続MAS」で、普段の業績と連動させて今期の着地見込みとか、次期以降の事業計画とかを作れちゃうのですな。
なので、TKCシステムを入れてる月次の関与先に関してはなるべく、この「継続MAS」も使うようにしてます。早めにその年度の着地見込みを立て、必要な対策なども早めにとる。そしてできれば次年度以降も事業計画を作っていきたい!そのきっかけというか入り口が、認定支援機関としての仕事なのであれば、どんどん気軽に使っていただきたい!そういう気持ちでいるのであります。
おぉ……なんか、久しぶりに真面目な話を書いたぞ!!!(学生さん、たまにはこんなふうに真面目な話も書いてますよ~!)
いや~、やっぱり真面目な話を書くと、疲れますなぁ(・∀・)オイッ、何のためのブログだ!!
それでは、近々市販のお弁当やお惣菜など食べる機会がありましたら、是非とも「パックン」を探してみてください。
あの愛嬌ある憎めない表情に、これを読んでおられる貴兄諸君のお顔も、「パックン!」となること間違いなし!!ですぞ。