やっと「特例事業承継税制」をきちんと勉強したよ

こんにちは。この度「南海キャンディーズ」の山里亮太さんと結婚いたしました、女優の蒼井優です。

いや~、日本中がびっくり仰天した訳でありますが、最近暗いニュースが続いてたから、なんか久々の明るい話題でしたな!
ちなみにワタクシはお二人の会見を観ていないのですが、お得意のYahoo!ニュース情報によると、会見で山ちゃんが、「(蒼井優ちゃんのことを)みんな『魔性』って言うけど、ボクは彼女と実際一緒にいるから、彼女がそんな女性じゃないことは分かります!」みたいなことを誠意をこめて話して、それでまた山ちゃんの株が爆上がりしたって。

ま、確かに、「魔性の女」って言われる辛さ、分かるわ~~~……
自分では全くそんなつもりないんだけどね……結構周りから勘違いされやすい体質みたいなのよね……ふぅっ(ため息)

ん????ワタクシ何か変なこと言いましたかな?
なんでそんな「チベットスナギツネ」みたいな表情してるの??
ね~ね~、どちてどちて?(・∀・)

ちなみにこの「チベットスナギツネ(通称チベスナ)」、ワタクシも最近その存在を知ったのですが、もしご興味のある方は、ネットで検索してみてくださいな。なかなか良い表情しとります。

いやいや、そういうど~~でも良い話はいいから!
実は少し前にワタクシが何かやらかしたみたいで、事務所HPとFacebookの連携がしばらく外れてしまっていたのですな。クーネルワークさん(このHPを作ってくれた会社)の川原Dに泣きついて、再び連携設定やってもらいました。川原D……いつもすんません!

さてさて、最近やっと、「特例事業承継税制」のことをちゃんと勉強しました!キリッ!!
キャ~~~、同業者から一斉に「おっせ~~~~~よ!!!!!」ってツッコミが入ったお!!!

日本はしばらく少子高齢化という大きな社会問題を抱えている訳でありますが、中小企業の経営者にも、高齢化の波は容赦なく押し寄せている訳であります。ただ、事業の承継つまり次世代へのバトンタッチがちゃんと進んでいるかというと、実はなかなか進んでいなかったのですな。
日本の中小企業は、地域の雇用に非常に大きく貢献している訳でありまして、もし世代交代が円滑に進まず中小企業の廃業が進んでしまうと、地域の雇用ばかりか、今まで培われてきた伝統的な技術とかノウハウが失われてしまう、ということが大きな問題だったのであります。

もし先代の社長さんから後継者へ、生前贈与なり相続なりで会社の株が承継されれば、当然株を取得した後継者は、贈与税とか相続税を納めなければいけなくなる。納税額を計算する上で、その株の価値も算定することになる訳ですが、長年事業を続けてきた会社であれば、今までコツコツ積み重ねてきた利益が財産というかたちで会社に蓄積されているので、算定された株価も高額になってしまい、その結果贈与税とか相続税の負担も大きくなってしまうのであります。それもネックになっていて、中小企業の事業承継がなかなか進んでいなかったのであります!

それを解消するために、株を次世代にバトンタッチしたときは、贈与税とか相続税の納税をとりあえず凍結しますよ、ってのが、いわゆる「事業承継税制」なんですな。あくまでも「凍結(正確には『猶予』)」であって、問答無用でチャラにしてあげるよってことじゃないんですな、残念ながら。

んで、株を引き継いだ後継者が、経営を継続して、将来さらに次の後継者に株をバトンタッチして、新しい後継者も同じ制度を使って納税の猶予を受けることになった時点で、最初の後継者が長年の間猶予されてきた相続税が、やっと晴れて免除されることになると。つまり、経営の継続を条件に、次世代への株の移転時の税負担を猶予、からの、免除になる制度なのであります。
同業者の皆さん、これで合ってますか!?オイ~~ッ、そんなことをこの場で聞くな!!!
どこまでも意識低すぎ低杉くんですな。

いわゆる「事業承継税制」の制度は以前からあったのですが、株を引き継いでから5年間は雇用の8割以上を維持しないといけないとか、全部の株に対して納税猶予してもらえる訳じゃないとか、色々縛りが厳しかったのですな。それが、H30年の改正で大幅に緩和されて、使い勝手の良い制度になったと。それが、「特例事業承継税制」なのであります!!!

いや~、しばらく前から業界ではホットな話題だったし、自分もちゃんと勉強しなきゃとずっと思ってのですが、うちの事務所は事業の承継がどうのっていう以前に、むしろ「最近事業始めました」っていうお客様が大半ですし、事務所やってりゃやんなきゃいけないことなんて山ほどあるし、「特例事業承継税制」を勉強するということは、自分の中ではぶっちゃけ優先順位が低かったのですな。
うちのお客様が近々事業承継税制を使うとかそういう話ではないのですが、ちと勉強しないといけない事情があって、泣きながら色々本読んで勉強したのであります。よっ勉強家!

ま、H30年改正で大幅に使いやすくなったとは言え、これはあくまでも「時限立法」であって、特例の期間が終われば従前の使い勝手のあんまり良くない制度に戻ってしまうことや(その時点でまたどうなるかは分かりませんが)、後継者以外の相続人とのバランス、「遺留分」の問題とか、制度を使っている間の事務負担爆増の問題だとか、そもそも「猶予」で良いのか?とか、色々課題はあるようであります。

でも、ちゃんと勉強して良かったな~(・∀・)これでお客様から質問あっても、ビシッ!!と答えられるよ。しかし、おっせ~~~よ!!いやいや、何かを勉強するのに遅すぎるということは無いよね、きっと。

そういや来週は恐ろしいことに、2つ講師をやんなきゃいけません。しかもそのうち1つは丸々1日……いつも税務・会計ソフトでお世話になってる「T社」の職員さん向け研修なのですが、先日研修の受講者名簿がワタクシの元に送られてきたのですな。
「ほうほう、受講者名簿ね、どれどれ」と軽い気持ちで名簿を見ましたら、ワタクシがいつもお世話になっている同業の先輩がたの事務所の職員さん達のお名前がわんさか載っており、軽く戦慄しました。

今のワタクシの目標はただ1つ……!職員さんが事務所に戻られたときに所長先生に、「ニオムラめっちゃヘボかったっす」と言われないことであります!!!
って、もっと高い目標設定せんかい!相変わらず目標低すぎ低杉くんですな。
いやはや、おあとがよろしいようで。